半田そうめんの特徴はなんと言っても太さ、コシの強さにあります。
これってそうめん?半田そうめんを初めて手にした人は、そのしっかりとした麺線に驚くのではないでしょうか。
半田そうめんは1.3ミリから1.7ミリくらいの太さで作られています。
しかし、ただ太いだけでは冷麦やうどんと変わりませんよね。
では、その違いとは何なのか。
まず、太くつくることによって小麦の風味が生きる。
小麦独特の甘みがぐっと引き出されます。
さらに、強いコシがもちもちの食感を作り出し、噛みしめたときの香りを豊かにするのです。
冷麦にないコシ、うどんにない絶品の喉越し、この二つを両方あわせ持つのが半田そうめんの特徴なのです。
実際に茹で上げてみれば、その特徴が目で見て分かります。
たっぷりの熱湯で茹でて水洗いしたら、氷水に放ってみてください。
麺の中心周辺は白く、ふちは透明に近くなります。
コシとつる味が合体している証拠ですよ。
そのまま冷たく食べるのもよし、コシが強いから温かいおつゆで食べても、そのしっかりとした食感は失われません。
コシが楽しめて喉越しが良く、風味も抜群!その美味しさは「コシの強さにノドが鳴る」と、半田そうめん音頭で歌っているくらいです。
そうめん音頭があるってこともすごいですね。
さすが阿波踊りを生んだ徳島。半田そうめんの特徴をよく捉えています。