半田そうめんと淡路手延べそうめん
淡路手延べそうめんは兵庫県南あわじ市で作られている
伝統の手延べそうめんです。
19世紀中頃に淡路の人が三輪から製法を持ち帰って
広まったといわれています。
漁師たちの冬の副業として発展し、
明治期には約130軒がそうめん作りに従事していました。
半田そうめんも船頭の冬の副業として発達して今日に至ります。
今現在では淡路手延べそうめんを作る製麺所は15軒ほどに減ってしまい、
京阪でも知る人ぞ知るそうめんとなっています。
しかし、大規模工場による大量生産に走らず、
昔ながらの手延べ製法にこだわったことが
逆に淡路手延べそうめんの伝統を守る結果になりました。
寒い時期だけに二日間かけて伝統の手延べ製法で
丁寧に作られた淡路手延べそうめんは、
味が良いと一部の高級料亭やそうめん通の高い評価を受けています。
淡路手延べそうめんは太さによって淡路糸、御陵糸、おのころ糸と呼ばれ、
極細のおのころ糸は一般市場に出回ることのない
正に幻のそうめんと言われています。
半田そうめんもそうですが、
直接製麺所から取り寄せするのが確実な方法であり、
生産者の顔を垣間見ることができるのではないかと思います。
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