半田そうめんと神埼そうめん

神埼そうめんは佐賀県神埼市で作られているそうめんです。

また、神埼は機械製のそうめんの発祥の地でもあります。
　
　
神埼のそうめんの歴史は古く、４００年前、諸国を行脚してきた雲水が病に倒れたときに

神埼の人に世話になったお礼に、手延べそうめんの製法を伝えたと言われています。
　
　
一方、機械製麺は明治初期に真崎照郷がそうめんの製麺機を発明し、

工場を建てて本格的な機械製麺の生産が始まりました。
　
　
現在ではそうめん機械製麺において全国３位の生産量を誇っています。

手延べ風のいわば手延べの製法を一部でしか行っていない機械製麺が横行するよりも、

機械製麺であることに誇りを持ち、安定した品質や原料にこだわって作っている

機械製麺がたくさん流通している方が健全だと言えるでしょう。
　
神埼そうめんはその先陣を切ったそうめんなのです。
　
　
神埼そうめんは、半田そうめんの手延べのコシとはまた違った、独特のコシの強さがあり、

茹でても煮崩れないのでにゅうめんで食べるのが有名です。
　
　
また、神埼そうめんを使った神埼そうめんコロッケというご当地グルメが評判になっています。

細かく割った神埼そうめんを衣に使ったコロッケは周りがサクサクとして美味しそうですよ。