半田そうめんと五色そうめん

五色そうめんは愛媛県松山の江戸時代から伝わる特産品です。

白、赤、緑、黄、茶の五色に彩られたそうめんは、松山名物として全国でも有名ですね。

今では普通のそうめんにも色つきのものがありますが、元祖はこの松山の五色そうめんです。

色つきそうめんを考案したのは、寛永12年に創業した長門屋の八代目。

そうめんに色をつけるというアイデアを思いついたのは八代目の娘さんだったそうです。

苦心の末に出来上がった美しい五色のそうめんは市中の評判になり、参勤交代の際には松山名物として徳川将軍吉宗に献上されました。

後に伊予節の一節に五色そうめんが歌われ、五色そうめんの名は全国へ広まることになります。

五色そうめんの特徴はなんと言っても色

人工着色料は一切使わず、赤は梅肉、緑は抹茶、黄は卵、茶はそば粉を使って色を出しています。

生地に色の素材となる梅肉や抹茶を練りこんで作る製造法は難しく繊細であるために、五色そうめんのコシは、半田そうめんの強いコシや力強さとはまた違ったものになっています。

つるりとした歯ざわり、喉越し、そして色ごとに変わるほのかな風味が、五色そうめんの美味しさの秘密にもなっているのです。


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