半田そうめんと播州手延べそうめん
播州手延べそうめんは兵庫面たつの市、宍粟市、姫路市などで
作られているそうめんです。
播州手延べそうめんとだけ聞いてもピンと来ないかもしれませんが、
CMなどでも有名な「揖保乃糸」は播州そうめんのブランド名です。
播州手延べそうめん歴史は古く、
今のたつの市を中心に室町時代から製造されており、
約500年の伝統が現代まで引き継がれています。
一方、半田そうめんは江戸時代からつくられてきたとされていますが、
播州そうめんづくりが本格化したのも江戸時代であり、
揖保乃糸としては1800年初期にブランド化されたと考えられています。
手延べそうめん揖保乃糸の特徴は、
絹糸のように輝く細さとつるみ、もちもちした食感です。
全国生産高1位(※1参照)だけあって、
製品の全てを検査指導員が検査して等級を決め、
全量を組合の素麺専用倉庫24棟に入庫、組合責任で製品管理をしています。
私たちが見て分かり易い特徴はそうめんを束ねている帯です。
揖保乃糸では黒が特級、紫がよりつむぎ、青が上撰、
赤が上級で、市場に出回っている揖保乃糸の80%が赤の上級だそうです。
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(※1ー農林水産省:平成21年米麦加工食品生産動態等統計調査年報から)