そうめんに欠かせない、そうめんつゆ。
そのそうめんつゆに含まれる、おもなアレルゲンについて考えてみましょう。
そうめんつゆ、うどんつゆ、そばつゆなどに代表される「めんつゆ」。
いまや、めんつゆといえば家庭料理には欠かせない調味料となっていますよね。
季節を問わず、冷蔵庫に常備されているご家庭も多いかもしれません。
最近では、様々な調理にめんつゆを使った、簡単なめんつゆレシピも非常に人気があります。
しかし、この身近なめんつゆにもアレルギーの原因=アレルゲンが隠れていると聞くと、皆さんはちょっと驚いてしまうかもしれません。
ではここで、市販されているめんつゆの代表的な原材料の例を見てみましょう。
原材料:
しょうゆ(本醸造)(大豆:遺伝子組換えでない、小麦を含む)
風味原料(かつおぶし、いわしぶし、こんぶ)
砂糖
みりん
食塩
醸造酢
これをご覧になって、おわかりになったでしょうか?
めんつゆのおもな原材料には、「しょうゆ」が使われていますね。
実は、この「しょうゆ」そのものがアレルギー症状の原因となる可能性が高い食品なのです。
ごく一般的なしょうゆの製造には、必ずと言っていいほど「小麦」と「大豆」が使用されています。
アレルギーの症例報告が多いなどの理由から、法律で表示義務のある7品目の特定原材料(えび、かに、小麦、そば、卵、乳及び落花生)。
この中に「小麦」が含まれていますね。
次に18品目の特定原材料に準ずるもの(あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン)。
この中に「大豆」も含まれています。
このように、アレルギーを起こしやすいとされるアレルゲン「小麦」と「大豆」が含まれた「しょうゆ」。
その「しょうゆ」がめんつゆの原材料として使われている訳です。
身近な食品であるからと安心せずに、私たちも少し注意を払うことが必要かもしれませんね。