半田そうめんと島原手延べそうめん
島原そうめんはそうめん生産量全国2位(※1参照)を誇ります。
江戸時代、かの有名な島原の乱によって島原南部の人口が激減してしまったため、
農村を復興すべく幕府は強制移民を行いました。
そうめんはその時の移民であるが広めたと言われています。
救荒作物として小麦の栽培を奨励したことも功を奏しました。
良質の小麦を使って作られたそうめんは品質が良く、
古くから三輪地方に供給されていたそうです。
島原そうめんとしての知名度が低いのはそのせいであり、
また半田そうめんと同じように、島原そうめんは主に家内工業で作られていて、
宣伝などもあまり行ってこなかったことも、原因ではないかと思われます。
しかし、近年は産地表示の義務化もあって、ブランド力をつけてきました。
島原そうめんの特徴はコシの強さだという人が多いですね。
粉の配分で強力粉が多く使われているせいかもしれません。
名水百選にも選ばれた雲仙岳山麓からの美味しい湧き水も美味しさの秘密でしょう。
また、コシが強いのでにゅう麺
(島原地方では雲仙岳にあやかって「地獄煮」と呼ぶそうです!)
にしても煮崩れることなく楽しめます。
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(※1ー農林水産省:平成21年米麦加工食品生産動態等統計調査年報から)