半田そうめんと卵麺
卵麺(らんめん)は岩手県盛岡市、奥州市一帯の名産品です。
今から300年くらい前、長崎のキリシタンが岩手南部の船着場として栄えていた江刺岩谷堂を訪れて移り住み、オランダ人から教わったという卵を練りこんだ麺「蘭麺」を売り出したのが始まりだと言われています。
卵麺の名前は板垣退助が名付け親だとされています。
最大の特徴はもちろん卵。
普通のそうめんには入れない卵黄を、小麦粉と混ぜて作られたほんのり黄色いそうめんです。
卵が入っているというところだけ聞くと、これをそうめんの部類に入れるかどうか疑問かもしれませんが、見た目は少し黄色いそうめんです。
味も卵の甘みとしゃっきりした口当たりで、他のそうめんと全く違います。
なぜそうめんの形状にして作られるようになったのか不思議ですね。
作られた当初はおそらくパスタに近いものだったのではないかと思いますが、作っていくう内に日本人向けに汁をつけて食べられるスタイルに変化したのではないでしょうか。
水分をほとんど入れずに捏ね上げて伸ばしているので、麺がのびにくく、茹でる時間もその細さでは長めの5分かかります。
コシは半田そうめんに負けないかもしれませんね。
のびにくいので、にゅうめんとして楽しめるそうめんに仕上がっています。
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